心に余裕を持つ事が大切

社会人になって断然変わってくるものの一つに、休暇の取り方がある。学生のうちは散々自分に甘えることも周りに甘えることも出来ていたのに、今は世間の目の中で休みが取りにくいと思う人は多いのである。中でも長期休暇になると次の出勤で仕事が想像以上にたまっていたり、周りからチクチクと言われる事もしばしばで、はたまたお土産などを買っていかなければならない雰囲気であったり、理由はともあれ良い事がひとつも無い現状に頭を悩まされている人も多いのだ。

しかしどんな事情であれ、そもそも日本人は働きすぎなのだ。もっと世界に目を向けていれたらもっと効率的な日本になるかもしれないが、未だに難しいのも現状である。ならば少しでも幸福に長期休暇を取れれば、人間関係も改善できるはずだ。例えば、自分が誰かの上司ならば笑顔で休暇の話を聞くだけで、相手は安心するだろうし、誰かの部下ならば、いっそ人目を気にせず堂々と休んでしまった方が、自分らしいのである。

人は誰かと比べたがる生き物故に、無意味な部分で気にしたり競ったりしてしまうものだから、長期休暇を通して精神的に体力的に休息やリフレッシュを取ることが必要なのだ。出来る人ほど、本当にしっかりと休息を取っているし、休めない理由が他人にあると思う時点で、きっと自身が疲れていて休息が必要なのだ。心に余裕のある人は、皮肉も妬みも無く、清らかである。社会人として出来た人間になりたいのなら、休みを十分に取り心に余裕を持つ事が必要なのだ。